第18戦ブラジルGP 決勝

いや〜、最後に1番興奮するレースが見れて幸せだった。いろんな面でいろんな人にとって最高の最終戦になったのではないでしょうか。
まずは地元GPで優勝を決めたマッサ。ブラジルGPで地元ドライバーが優勝するのはセナ以来13年ぶりらしい。レースは楽な展開になって面白みはなかったけど(苦笑)、地元での優勝はホントに嬉しかったでしょう。おめでとうございます。
2位はアロンソ。1ポイントでも取ればタイトル確定だったけど、4番手スタートからキミとトゥルーリを交わして、バトンの猛追を抑えての2位フィニッシュは、さすがチャンピオンという走りでしたね。2年連続タイトルを取ってチームを移籍するというのは、ミハエルの歩んだ道と同じだと言っていた。ということはマクラーレンでも・・・?!これは注目ですね。
3位は14番手スタートのバトンだった。予選Q2でカットされた時はダメかなと思っていたのに、決勝ではきちんとマシンを修正してきて、アロンソを上回るタイムで走り、3位表彰台をもぎ取った。ホンダも後半に来て調子を上げてきたから、来シーズンは期待したいですね。
レース後の3人の表彰台の様子が、シーズンが終ったということもあるからか、いつになくフレンドリーだったのがとても印象的だった。誰も悔しい思いをしてなかったのもあるかな。みんなおめでとう!
さて、いろいろおめでたいことがあったけど、今回俺が1番印象に残ったのは、なんと言ってもミハエルの走りだった。予選のトラブルで10番手スタートになったものの、9周目にフィジケラを抜いて5位に上がるも直後にパンク!タイヤ交換の間に最後尾まで下がってしまう。そこからの追い上げは圧巻でした。フィジケラの後ろにピタリとついてミスを誘ったあのプレッシャーを見たとき、今まであった同じようなシーンが頭に浮かんできて、思わずウルッときた。そして、残り4周でキミをパスしたシーンでは、最後のレースでよくもこんなにレベルの高いオーバーテイクを見せてくれたと、またまたウルウルきた(泣)。結果は8度目のチャンピオンとはならなかったけど、最後に面白いレースを見せてくれたし、ファステストラップも記録したのは、「ミハエルは最速だった」とミハエルファンは胸を張れるでしょう(笑)。
他のドライバーやチームについてもいろいろ思うことはあるけど、長くなるのでやめておく。とりあえず、関係者の皆様お疲れ様でした!
とまあこんな感じで、2006シーズンは気持ちよく見納めすることが出来ました。2007シーズンも今から話題満載で楽しみになりそうですが、とりあえずF1は一休みです。ではでは。
p.s. インテルラゴス・サーキットはゴミ対策が必要です!オープニングラップの1コーナー付近は凄いことになっていた。