手術

予定時間通り10時手術開始。
まず鼻中隔矯正術から。ガーゼにしみ込ませた麻酔を鼻の中に出し入れするんだけど、これがもうすでに痛い(苦笑)。次に注射で麻酔するんだけど、「少し心臓がドキドキするけど大丈夫ですよ〜」と言われて注射されると、すぐにドキドキしてきた(笑)しばらくすると治まるのかなのかな〜と思っていたけどなかなか治まらず、逆に体全体がガタガタと震えてきたではないか!これはまぁ想定外だったようで、何か処置をされて少し待ってるとスーっと震えが治まった(笑)。そこで別の麻酔を注射してみる。「ケー(K?)無し」って言ってたかな。これだと大丈夫だったので手術開始。
まず鼻の中央の粘膜にメスを入れる。左右の粘膜を鼻中隔から剥がしたのかな?痛くはない。
そしてここからがクライマックスです(笑)。ハナカンシ(鼻鉗子?)っていうペンチみたいなので鼻中隔をつかんでもぎ取ろうとするがなかなか取れない・・・。鼻中隔は頭蓋骨と繋がってるのか、もぎ取ろうとすると頭が振れるし振動がくる!鼻の骨を無理やり折ろうとしてるのだ!恐ろしい(笑)
何かでゴリゴリと削った後にまた鼻鉗子!これを何度か繰り返してると、メリメリ・バキバキという音がする。それでもまだ取りきった様子はなく、どうするのかな〜と思ってる時に聞こえたのが、「ノミ槌取って」・・・!そう大工さんが使うあのノミと槌ですよ!マジかよ〜と思ってるそばから鼻にノミをあてがってコンコン!頭蓋骨を割られそうな衝撃!前歯への衝撃もひどくて、前歯の歯茎の骨が縦にパックリ割れるんじゃないかと思った(涙)。それでもなかなか取れずに、「ちょっとノミ押さえてて」と言って2人がかりでコンコン・・・。もう体に力入りまくりですよ(笑)
なんとか取れそうになったようで、最後は鼻鉗子でメリメリ・ミシミシ!ようやく取り終わった後に、曲がってない骨を少し戻して何針か縫って終わり。
この時点で多分10時50分ぐらい?
まあ終わったのは鼻中隔の手術で、次があるんだけどね(苦笑)。
粘膜下下鼻甲介骨切除術は、左右の鼻の穴の脇にある下鼻甲介骨を取る手術(そのまんまやん 笑)。鼻中隔が曲がってると、この骨の周りの粘膜が肥大して穴が狭くなるようで、そこでこの粘膜を切除するついでに骨も取っておこうというものです。
この粘膜には花粉とかに反応する神経があるらしく、その神経も取ってしまうから、花粉症がある人はよくなると言ってた。あいにく俺は花粉症ではない(ハズ)からどの程度良くなるかは報告できないけどね(笑)。
で、この手術は、鼻中隔を縫い終わったらすかさず麻酔を打つ(K無しで)。メスで粘膜を切り取り(痛くない)、やっぱり鼻鉗子!骨をつまんでミシミシメリメリ(涙)しかしこれはあまり苦労することなく切除完了。続けて反対側も同じ作業を終え手術完了。。。
と思ったら、シメはガーゼ詰め込み作業が待っていた・・・。丁度鼻の中を見ると暗くて見えなくなる辺りから、喉に繋がるところまでの隙間にみっちり片側に3本。奥の方は麻酔が効いてるワケじゃないから痛いし気持ち悪かった。「はい終了です〜」と言われて、こんなにホッとした事はない(笑)
ここで11時20分ぐらいかな。こんなにキツイ手術だとは思わなかった(泣)
この手術を例えるなら、鼻の中で親知らずを抜くような感覚かな。MAXに頑固なのが1本と、軽めのを2本分の計3本ね(笑)全身麻酔の方が良かったかも・・・と思ったけど、同じ手術を全身麻酔でやった人の話を聞くと、術後のキツさを考えると「局麻の方が絶対いい!」だそうです。良かった(笑)