日本の昔話

日本の昔話 (新潮文庫)

日本の昔話 (新潮文庫)

読みかけだった本を年内に読んでしまう。
これは108篇の昔話が、ただまとめられているというだけの本です。今数えて108篇あることに気付いたワケだけど、この数に意味があったんだろうか?大晦日に妙な偶然もあるもんです(笑)。文中に著者の意見や感想は特に述べられていないので、昔話を純粋に読むことが出来る。
読んでて思ったけど、良いことをすれば良いことが返ってきたり、悪いことをすればそれなりの報いが返ってくるような話が多いと思った。こういう話が語り継がれてきた結果、日本人のアイデンティティーが出来あがってきたんじゃないかとふと思った。そして現代のように、こういう昔話を聞かなくなった結果、自分のことしか考えないような人が増えてきたんじゃないかと思った。
そう考えると、子供にこそ昔話を聞かせるべきだと思った。
そういえば、自分が子供のときに、どういうワケか家に「日本むかしばなし」の絵本全集があって、それをよく読んでいた記憶がある。そっか〜、だから誠実な人間になったのかな〜(笑)。
 
 
では、良いお年を!