ヒョウル

闇の守り人 (新潮文庫)

闇の守り人 (新潮文庫)

精霊の守り人の続編。この守り人シリーズは10巻にも及ぶ大作らしいが、文庫化はまだこの2冊のみ。早く次の話も読みたいけど、単行本を買ってまで読むのは気が引ける。新作を待つ気持ちで文庫化を待とう。
この話は、シリーズで唯一主人公のバルサについて描かれた話しになっている。バルサがカンバルに戻ってきたことで、潜んでいた闇の歯車が次々と回り始め、バルサを導いてきた運命と正面から向き合うことになる。
今作も戦いの場面での臨場感とスピード感は絶品で、特に暗闇の中での戦いの描写はよく書かれていた。
早く次が読みたい。