宇宙の中で人間(私)が存在する理由とは?

日本科学未来館谷川俊太郎さんと海部宣男国立天文台台長)とのトークセッションがあった。俺はこの場に行けなかった事を悔やむ。
http://www.miraikan.jst.go.jp/j/event/2005/0331_plan_01_02.html#3

『二十光年の孤独』  谷川俊太郎
 
人間は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする
火星人は小さな球の上で
何をしているか 僕は知らない
(或いはネリリし キルルし ハララしているか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくたしかなことだ
万有引力とは
ひき合う孤独の力である
宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う
宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である
二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした

この詩が作られて半世紀以上が過ぎた今、宇宙は20億光年から137億光年に広がった。この果てしない現実を、谷川さんはどう思っているんだろう?
太陽系の歴史を50億年と仮定しても、(地球に対して)宇宙の反対側にいる何者かにとっては、あと87億年経たないと、太陽系を認識すら出来ないということになるな。その頃にはもうこの星は無くなっているんだろうな。
とかなんとか思ったところで、所詮は人間の脳の中で考える現実でしかないんだよね。人間以外にとって、『宇宙』とは何なんだろう?と思うのはくだらない疑問なんだろうか。
いかん、何言ってるか分からなくなってきた(笑)。