第4戦 バーレーンGP 決勝

雨の心配のないバーレーンGP。当然のように晴れのレースとなって、開幕4戦目にしてようやくまともなレースが見れたと思う。
見どころ一杯なんですが、まずはスタートから。フロントローからスタートのトヨタの2台ですが、トゥルーリグロックの順位が入れ替わるも、なんとか前をキープして逃げ態勢に入る。圧巻だったのは5番手スタートのマクラーレンのハミルトン。KERSの威力を発揮して1コーナーまでにバトンとベッテルを交わして3番手にジャンプアップ!ターン4でトゥルーリと並ぶも、ここは前に出ることはできずに3番手からレースを進める。KERSのハミルトンに前を行かれたブラウンのバトンですが、2周目の1コーナーでミスしたハミルトンをパスして3番手に上がった。ココが今日1番のポイントだったかな。後方では何台かの接触があって、クビサ・中嶋・ハイドフェルド・マッサがピットインして戦線離脱。
このままレースが進み、11・12周目に軽かったトヨタ勢が相次いでピットイン。ここでトヨタの2台はソフトタイヤからハードタイヤに交換して、燃料もたっぷり積んで第2スティントを長めにとる作戦に出た。ココが第2のポイントでしたね。この後トヨタは明らかにペースダウン。おかげで2回目のピットアウト時点でグロックは10番手、トゥルーリは4番手になっていた。結局最後はトゥルーリ3位、グロック7位で終わったけど、作戦次第ではもっと良い結果もあり得たのでは?と思った。この辺が優勝できるチームと出来ないチームの違いなんだろうね。
ここでポイントを取れなかったら、チーム史上初の開幕4戦連続ノーポイントとなるフェラーリでしたが、マッサはスタート直後の接触の影響で14位ノーポイントに終わったけど、キミが頑張って6位3ポイントを獲得して、何とかワースト記録を更新せずに済んだ。特にキミは、2回目のピットアウトのときにグロックにギリギリ前に行かれたけど、直後のターン4でKERSを使ってあっさりオーバーテイクしてみせ、KERSの威力を見せ付けてくれた。
そしてやっぱり優勝したのはバトンだった。スタートで抜かれたハミルトンを早めに抜き返したのが全てでしたね。トヨタが自滅したおかげで、今回も中盤以降はクルージングでトップチェッカーを受けた。バリチェロは3ストップ作戦で5位に終わったけど、やはり今一番速いマシンはブラウンの2台かな。
2番手はレッドブルトヨタで分かれるところだけど、マシンの良さではトヨタになるかな。レッドブルの速さはベッテルの才能によるところが大きいと思う。4番手はだんだん良くなってきてるマクラーレンでしょう。あとはフェラーリルノー・ウイリアムズ・・・。現状ではこんな感じでしょう。次のヨーロッパラウンドで各車新パーツが投入されてどうなるか!?また楽しみです。
次は5月10日のスペインGPです。