夢の守り人

夢の守り人 (新潮文庫)

夢の守り人 (新潮文庫)

守り人シリーズの第3弾ですね。
前の2冊は読んでるし、「精霊の守り人」はアニメでも見てるのから、キャラクターや風景がイメージ出来て読みやすかった。
今回はいろんな人が夢にとらわれる話で、今までの2作とは少し趣が違う話だったように思う。ふと思ったけど、攻殻S.A.C.の「映画監督の夢」と少し似てると思った。こういう夢についての話は好きなんだよね〜。
巻末の養老先生の解説も興味深い話で面白かった。

夢を見ているときの脳は、脳波でみるかぎり、起きているときと区別がつかない。(中略)起きているときの「現実」だって、いわば脳が「夢見ている」ものであることに変わりはない。そう思えば、人生自体が夢であるとしても、それほど変ではない。