第5戦 トルコＧＰ 決勝

フェラーリのマッサが、このトルコＧＰで3年連続のポール・トゥー・ウィン。これはそんなに簡単な記録ではないだけに、このコースでのマッサの実力は本物ということになるでしょう。
マクラーレンのハミルトンも、3ストップ作戦で一時はトップを走って見せ場を作ったけど、安定した速さを見せたマッサには及ばず2位でチェッカーを受けた。タイヤに厳しいマシンにタイヤに厳しいコースということで、ブリジストンから「3ストップで」と言われたという話だけど、おかげで面白いレースになって良かったと思った。チームメイトのコバライネンは、スタート直後の1コーナーでキミと軽く接触してタイヤを壊してしまいピットイン。おかげで大きく順位を落としてしまうも、中段グループを追い抜いていく際にいいバトルを見せてくれた。特にトヨタのグロックとのバトルは見ごたえがあった。
このバトルの少し前方では、ピケJrとバトンも激しくやり合っていて、結局ピケがバトンを交わし、交わされたバトンは後方のコバライネンにも抜かれてしまったけど、抜きつ抜かれつの正々堂々フェアなバトルが見れて面白かった。
ランキングトップのキミは、4番手スタートからスタートで行き場を失って6位まで落ちるも、何とか3位でチェッカーを受けた。しかしこの人には、相変わらず熱いものが見られないことがちょっと残念。確実にポイントを稼いで最終的にトップになれればいいという考えはまあ分かる。それもいいんだけど、何ていうか、ミハエルのように何が何でも少しでもいい順位でゴールするんだ！という走りが見てみたいんだよね〜。今日の走りも3位でいいやって感じに見えたし･･･、まあキミらしいんだけどね(苦笑)。
今回は目が離せない展開で、全体を通して楽しめたレースだった 。
次はモナコだから予選から見ないとね！2週間後の5月25日決勝です。