第2戦 マレーシアGP 決勝

初戦のオーストラリアGPとは打って変わって、おおむね安定した見どころの多いレースだったと思う。
まず予選3・4位だったマクラーレンの2台が、予選Q3でレコードライン上をスロー走行をしていたところが、アタック中の車の邪魔になったという走行妨害の罪で5グリット降格処分を受けた。おかげで8・9番手からスタートしたものの、結果的にコバライネンが3位、ハミルトンが5位でフィニッシュした走りは、さすがに安定している。ただ、ピットワークがもたもたしていたのが気になる。ピットのミスがなければハミルトンは3位になってただろうし、6秒程度で済む作業が9秒近くもかかってたりと、どうも覇気がないように見えた。トップは無理だと思ったらああなるのかな?
初戦がボロボロで、地元イタリアではさんざん叩かれた様子のフェラーリは、予選でフロントロウを独占し、ライコネンがぶっちぎりで優勝して何とか面目を保った。しか〜し、マッサはやっぱりマッサでしたね。キミを追いかけようと頑張ってたのかどうか分かんないけど、高速コーナーでケツを滑らせてスピンしてリタイヤ。これはTSC禁止の影響ですね。まあ、情けないとしか言いようがないですね。
上の2チームはやはり速いんだけど、他のチームも結構頑張っていて、今シーズンは接戦が多くて面白くなりそう。それはこのマレーシアで11位までがラップされずにチェッカーを受けたという結果にも表れている。序盤でクルサードアロンソハイドフェルドが3台並んで最終コーナーでバトルしたあたりも、今シーズンのF1は期待できるという現れじゃないかな。スペイン辺りから各チームバージョンアップしてくるみたいだし、これからも面白いバトルが期待できそうです。
次は2週間後のバーレーンです。