サクリファイス

サクリファイス

サクリファイス

 
ネタばれあり。
 
自転車ロードレースについて書かれた本だけど、これってミステリーに仕立て上げる必要があったんだろうか?とふと思った(まあ、元も子もない話だけど・・・)。
恨みを晴らすために、車いすの人間がわざわざベルギーくんだりまで普通行かないし、ワインボトルにバレずにエフェドリンを入れるなんて、注射器でも持ってないと無理だし、事故後石尾のボトルを、いくら形見だからと言って中身も入ったまま普通持って帰らないし、またそれの成分分析がすぐにできるなんて、やっぱり出来過ぎてるし・・・。
最後のミステリー要素以外の部分はよく出来たいい話だと思ってたのに、最後の部分で「何でこんな話に持って行ってしまったんだろう?」と思ってちょっとガッカリした。
サイクルロードレースで、誰かのために死んでもいいと思って走ってる選手なんていないと思うんだけどな〜。そんなスポーツじゃないと思う。