ほくの音楽武者修行

ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)

ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)

小澤征爾が24歳のときに、貨物船に乗ってヨーロッパに一人旅に出たところから、ニューヨーク・フィルの副指揮者になって日本に戻ってくるまでを書いた自伝です。
本人の書いた自伝だからか?コンクールで優勝したことや、誰かを通じて誰かに会ったとか、ひとりでヨーロッパ各国を飛び回っていたときの言葉の問題とか、ホントにすごいことが何気なく書かれているから、ちょっと味気ないんだけど、小澤征爾という人がどういう人なのかがよくわかる本だった。
あと、出会いは大切だと改めて思った。まあ、あの行動力と人を引き付ける魅力があっての出会いなんだけどね。