かもめのジョナサン

かもめのジョナサン (新潮文庫 ハ 9-1)

かもめのジョナサン (新潮文庫 ハ 9-1)

群れの掟よりも自分の飛びたいという想いを貫くジョナサン。俺はある意味ジョナサンと同じだと思った。
確かにジョナサンは幸せだったでしょう。しかしジョナサンのようなかもめ(人間)ばかりだと群れ(社会)は成り立たないし、何より食っていけないのが今の現実。自由を求めるには犠牲が必要。ジョナサンが群れを追われ、骨と皮だけになり、空の彼方へ消えていってしまったように・・・。
人は本当に自由を求めているんだろうか?犠牲を払う覚悟があるんだろうか?自由って素晴らしいことだけど、結構大変なんだよね〜。俺は犠牲を払ってまでジョナサンのように自由になれとは言えない。何かを追い求める情熱は大切だとは思うけど・・・。
↓はあの本と同じ言葉だね。

きみの目が教えてくれることを信じてはいかんぞ。目に見えるものには、みんな限りがある。きみの心の目で見るのだ。