ガニメデの優しい巨人

ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)

ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)

木星最大の衛星ガニメデで発見された二千五百万年前の宇宙船。その正体をつきとめるべく総力をあげて調査中の木星探査隊に向かって、宇宙の一角から未確認物体が急速に接近してきた。隊員たちが緊張して見守るうち、ほんの五マイル先まで近づいたそれは、小型の飛行体をくり出して探査隊の宇宙船とドッキング。やがて中から姿を現したのは、二千五百万年前に出発し、相対論的時差のため現代のガニメデに戻ってきたガニメアンたちだった。

地球外生命体との初めての出会い。次から次へと謎が解けていき、ついには現代の物理法則は根底から覆され、宇宙のあり方、人類の真の起源が明らかになる。
最初から最後まで俺の知的好奇心は刺激され続け、読み終えた今も興奮しっぱなしです(笑)。しかし今作では、前作のプロローグとエピローグの謎については全く触れられていなかった。次作で謎は全て明かされるのか!楽しみだ。