素晴らしいアレキサンダーと、空飛び猫たち

素晴らしいアレキサンダーと、空飛び猫たち (講談社文庫)

素晴らしいアレキサンダーと、空飛び猫たち (講談社文庫)

空飛び猫の第3弾。今回は翼のない猫アレキサンダーの冒険から話が始まる。
話の流れは単純で分かりやすくて、子供が読んでも楽しい内容だけど、実は奥が深くていろいろ考えさせられる話だと思う。話の内容もそうだけど、挿絵がまた、咬めば咬むほど味が出てくるような物に仕上がっている。
そしてまた、村上春樹の注釈とあとがきは最高でした。ここに最高の訳本があるんだから、一度原文で読んでみるのも勉強になっていいかも。挿絵を差し引いたら正味60ページぐらいの文章だから、なんとか頑張って読めそうだな。ちょっと探してみよう。