読了

自分の頭と身体で考える (PHP文庫)

自分の頭と身体で考える (PHP文庫)

解剖学者・養老孟司と武術家・甲野善紀が、この国のさまざまな問題について、「もっと自分の頭と体を使って考えようよ」と話す対談本。
こういう話を聞いてる(読んでる)と、日ごろいろんなことに疑問を持って世の中を斜めに見ている自分の考えが、本当はまっすぐなんだと思えてきてしょうがない。でも何も考えてない人が9割もいる世の中で(←2人が言ってました。笑)、本気で物事を考える1割の人がけむたがられるのは仕方ないのか。。。
この本で印象的だったのは、「自分が物事を判断する基準は『美意識』しかない」という言葉と、「人を観る上で重要な要素は『品格』だ」という言葉だった。俺もこの2つを基準にしていこうと思った。
あと、「法律を解釈でどうにでもできる日本は、もう法治国家じゃない」という話もなるほどと思った。