読了

中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)

中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)

いやー、これは、なかなか、いいね。
「貧乏な叔母さんの話」だけ、ちょっとよく分かんなかったけど、あとはもう村上春樹を満喫しました。

「夜中の3時には人はいろんなことを思いつくもんさ。あれやこれやとね」

まったくそのとおり!一番集中できる時間です。

「知らないのか?」と彼は言った。「シャンパンには用途なんてない。栓を抜くべき時があるだけさ」

知りませんでした!勉強になりました(笑)。

眼鏡がないというだけで人はずいぶん手持ち無沙汰になってしまうものなのだ。我々の日常生活はほとんど意味のない些細な動作の集積で成立している。

意味のない動作・・・。そういえばそうかもしれない・・・。と思った。