俺もストレイシープ。

三四郎 (新潮文庫)

三四郎 (新潮文庫)

え〜、この歳になって初めての漱石になります。学校で何か読んだような気もするけど、自分から興味を持って読むのはこれが初めて。
いやー、なんだろうこれ?「面白い」とはちょっと違うけど・・・、なんだか良かった。そんな感じ。一気に読み終えたしね。
特に気に入ったのは広田先生。俺はどうもこの人と物の考え方がかぶる。三四郎と広田先生の会話の場面は共感しながら読んだ。ほかの登場人物も、みんな個性があって魅力的。しかし、与次郎が金のことにいい加減なのは我慢ならない。風景の描写は表現が素晴らしく良い。会話のテンポがいい・・・というか文体がそういうテンポなのか、これも新鮮で良かった。
漱石ハマりそうです。他に5冊買ってあるからね。楽しみだ。