宮沢賢治詩集

新編宮沢賢治詩集

1ヶ月ぐらい前に買っておいたんだけど、谷川俊太郎がひと段落したので今日から読み始めようと思った。
俺が思うに、プラネテスを読んだ人の100人に1人か2人ぐらいは、宮澤賢治の詩集かグスコーブドリの伝記を買ってみたくなるような、影響されやすい俺みたいな人がいるんじゃないかなと思う(笑)。
グスコーブドリの伝記プラネテス4巻である程度内容は分かるので、本買っても楽しみが少なそうだったし、それよりも、宮澤賢治の小説は俺にはちょっと理解しにくいイメージがある(^^;)ので買うのを止めた。
結局次の詩が特に印象的だったので詩集を買おうと思った。

サキノハカといふ黒い花といっしょに』 宮沢賢治
やってしまへやってしまへ
酒を呑みたいために尤もらしい波乱を起こすやつも
じぶんだけで面白いことをしつくして
人生が砂っ原だなんていふにせ教師も
いつでもきょろきょろひとと自分とくらべるやつらも
そいつらみんなをびしゃびしゃに叩きつけて
その中から卑怯な鬼どもを追ひ払へ
それらをみんな魚や豚につかせてしまへ
はがねを鍛えるやうに新しい時代は新しい人間を鍛へる
紺いろした山地の稜をも砕け
銀河をつかって発電所もつくれ

(一部抜粋)

で、買った詩集はこれ。写真のやつね。

新編 宮沢賢治詩集 (新潮文庫)

新編 宮沢賢治詩集 (新潮文庫)

どの詩集を買っていいか分からなかったし、上の詩が載ってるかどうかも分からなかったけど、ページ数も多くて★5つだったのでこれにした。
今日初めて目次を開いてみて上の詩が載っていたのでほっとした。あと、確かゴローさんの読んでたのも『宮沢賢治詩集』だったような記憶があったので調べてみると、俺が買っていたのと同じ詩集だった(笑)。(プラネテス4巻のP274)
寝る前にちょっとづつ読んでいこう。